マイクロソフトが提供するWindows Vista(ウィンドウズ ビスタ)の後継の基本ソフトウエア(OS)。2009年10月22日にアメリカと日本で同時発売された。提供形式は、一般ユーザー向けの「Home Premium」、中小企業などのビジネス向けの「Professional」、Windows 7の全機能を含んだ「Ultimate」の3つが中心で、その他には他社ブランドを製造する企業(OEM)向けの「Starter」、新興国市場向けの「Home Basic」、大企業向けの「Enterprise」がある。推奨システムは、1GHz以上の32ビットまたは64ビットのCPU、1GB(32ビット)、または2GB(64ビット)のシステムメモリー、16GB(32ビット)または20GB(64ビット)以上の空き領域があるハードディスク、Direct X 9対応のグラフィックスデバイスなど。高スペックのハードウエア環境を要求するWindows Vistaと同等のシステム要件ながら、低スペックのパソコンやネットブックでも快適な操作性が得られることが大きな特徴となっている。新機能としては、起動や検索の高速化、タスクバーのアイコン化、最近使ったファイルなどを2クリックで起動できる「ジャンプリスト」、ウインドウサイズを簡単に変更できる「スナップ」、画面を指でさわって操作できるタッチパネル機能(ただし、ディスプレーなどがタッチパネル対応である必要がある)、ネットワークを介して別のパソコンに動画や音楽データを配信する「リモート再生」、外部からインターネットを介して自宅などのパソコンに保存された動画や音楽データを楽しめる「リモートメディアストリーミング」などがある。なお、Windows 7へのアップグレードはWindows Vistaが必要で、Windows XPの場合は、新規にインストールする必要がある。