「ROBO-ONE委員会」の主催で2002年から始まった、二足歩行ロボットによる世界で唯一の格闘技大会。2007年3月24~25日に、その第11回が東京の後楽園ホールにて開催された。1辺が約75cmの正八角形のリングにて、出場者たちが独自に製作したロボットが、3分1ラウンド制の試合を繰り広げる。勝敗は、10カウントのノックダウン、3ダウン、あるいはダウンの数の差で決する。参加するロボットには、脚の長さや足裏のサイズ、重量などの規定があるが、ロボット技術の発展も大会の趣旨としているため、予選では、技術力の高さやエンターテインメント性を重視した、デモンストレーションで採点がなされる。今回、24日の予選には、過去最高の186台が参加し、「人の役に立つことをする」と「縄跳び」の規定演技を披露。その上位27台と、他の大会などで優秀な成績を収めた5台の合計32台が、軽量級と重量級のクラスに分かれて、25日の決勝トーナメントに進出。両クラスの優勝者が競った総合優勝は、Dr.GIY氏の「二代目ヨコヅナグレート不知火」。