マイクロソフトが提供する、PCとタブレット端末向けの基本ソフトウエア(OS)。2012年10月26日、世界各国でリリースされた。09年10月リリースのWindows 7の後継OSとなる。提供形式は、一般ユーザー向けの「Windows 8」、これに機能を追加した一般~ビジネス向けの「Windows 8 Pro」、法人向けに複数ライセンス契約でのみ提供する「Windows 8 Enterprise」、イギリスのARM社が製造するARM CPUで動作する「Windows RT」の4種類。「RT」はタブレット端末などにプリインストールされた状態での提供となる。Windows 8最大の特徴は、従来型のデスクトップのインターフェースに加えて、画面のタッチ操作を前提とする新しいユーザー・インターフェースを採用したこと。スタート画面にはアプリケーションソフトがタイル型の大きなアイコンで並び、スマートフォンのように直接触れての感覚的な操作ができる。もちろんマウスやキーボードによる操作も可能。リリース同日にオープンしたWindowsストアからアプリを購入でき、オープン当初のラインアップは約1000種以上。この他、ネット上でデータを管理するマイクロソフトのクラウドサービス、「SkyDrive(スカイドライブ)」とのシームレスな連携も特徴の一つ。発売3日で販売本数が400万を突破するなど、順調な滑り出しをみせている。