地震調査研究推進本部(文部科学省の特別機関)が作成した、地震の揺れの程度と発生確率を示した地図。一般には地震動予測地図といい、あらゆる地震が想定されている「確率論的地震動予測地図」や、各地域で甚大な災害をもたらす可能性のある地震が発生した場合の、揺れの程度を予測した地図とで構成されている。2005年3月に公開され、06年9月に改訂。07年4月18日に発表された2007年版では、07年1月1日より30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「確率論的地震動予測地図」が見られる。関東南部から四国地方にかけての太平洋沿岸で確率値が上昇しているが、これは南海トラフを震源域とする地震(南海地震、東南海地震など)の発生確率が高くなったためとされている。