経済協力開発機構(OECD)が15歳児を対象に3年間隔で行っている国際学習到達度調査(PISA)のうち、2009年調査で一部の国と地域に試行的に実施された、インターネットやコンピューター上の情報を読み取る力に関する調査のこと。出題と回答はパソコンを通して行われ、問題を解くにはホームページへのアクセスやコピー&ペースト、eメールの送受信など、いわゆるICT(情報通信技術)に関する知識と技能が必要になる。11年6月28日に発表された結果によると、参加した19の国と地域のうち、1位は韓国(平均568点)、2位はニュージーランド(同537点)、小数点以下の差で3位はオーストラリア(同537点)、日本は4位(同519点)だった。なお、この調査と同時に実施されたアンケートでは、国語・数学・理科の各授業でコンピューターを使う割合が日本はいずれも1%台と、OECD平均の20%前後に比べ大幅に少ないことも明らかになった。