日本にいる外来生物のうち、外来生物法(特定外来生物被害防止法)に基づく規制対象にはなっていないものの、生態系に悪影響を及ぼす恐れがある生物。 外来生物法では、海外から持ち込まれた生物で、生態系や人体、農林水産業への被害を及ぼす可能性があるアライグマやブルーギル、ブラックバス(オオクチバス)などの105種類を特定外来生物に指定し、輸入、運搬、保管、飼育や栽培などの取り扱いを規制している。要注意外来生物はこの規制の対象外で、輸入や運搬、飼育などに許可をとる必要はないが、環境省は適切に管理して取り扱うように注意を喚起している。現在、ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)、アメリカザリガニ、グッピー、フェレット、グリーンイグアナ、外来クワガタ、ホテイアオイ、セイタカアワダチソウ、ブタクサ、外来タンポポなど、148種が選定されている。生態系への悪影響が明らかになった場合は、特定外来生物への指定も検討される。