アメリカのベンチャー企業サンダーボルト・エアロシステム社が開発した単独飛行用のロケットパワージェット・パックで、同社が2004~06年にかけて開発した初号モデルR1G2の改良版。燃料を含んだ総重量は63kg、双発の蒸気推進力を備えた水素燃料タンクを背負い、70kgの人間が35~45秒間、空中飛行することができる。10年8月に、サンダーボルト・エアロシステム社は1機20万ドル(約1700万円)で4機をドイツとロシアの娯楽施設に販売したと公表。R2G2は、1984年のロサンゼルス・オリンピックの開会式で、上空から会場に着陸した「鳥人飛行システム」をベースとしている。