気象庁が配信する緊急地震速報を携帯電話で受信できるサービス。震度5以上と想定される地震が発生した場合、震度4以上の揺れが発生すると予想される地域のユーザーに、携帯電話会社を経由して配信される。発生直後の初動微動(P波)を関知し、大きな揺れ(S波)が来る数秒から数十秒前に、携帯電話に警告のブザー音と画面表示で知らせるというもの。2010年8月時点で、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が対応しているが、3社のすべての機種が対応しているわけではない。NTTドコモでは2008年秋以降に発売のほぼすべての機種で、auは08年3月以降に発売の機種で、ソフトバンクは831Nの1機種のみが対応している。なお、10年10月時点では、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンは対応していない。また、事前の設定が必要かどうか、マナーモードや通話中の受信はできるかどうかなどについても各社、各機種ごとに異なる。ただし、情報料や通話料などの料金についてはすべて無料で、ブザー音も3社で共通になっている。ブザー音については、NTTドコモのウェブサイトで試聴もできる。緊急地震速報は、07年10月1日から開始されているが、実際に警報が配信されたのは、08年4月から10年10月までの間で15件。