楽天が2012年7月19日に発売する電子書籍端末(電子書籍リーダー)。コボタッチは、長時間読んでも目が疲れないというモノクロの電子ペーパー仕様。端末内に約1000冊分を納めることができ、一度の充電で1カ月の使用が可能であるという。コボタッチで買った本はパソコンやスマートフォンなどでも読むことができる。また履歴や読書量、読書の時間帯などがわかる、独自のソーシャルリーディング機能「Reading Life」を搭載している。本体サイズは16.5×11.4×1センチ。重さ185グラム。ディスプレーは6インチ。内蔵メモリは1GB。ボディーカラーはブルー、ライラック、シルバー、ブラックの4色。価格は7980円(税込み)。国内では既にソニーの「リーダー」、東芝の「ブックプレイス」、シャープの「ガラパゴス」などの電子書籍端末があるが、価格はいずれも2万円以上のものが多く、コボタッチは割安感を狙っている。楽天は同日、電子書籍サービス「kobo イーブックストア」を開始。コンテンツは当初日本語の本は3万冊、日本語以外を含めると約240万冊を用意。日本語の本は将来的に150万冊を目指す。アメリカのアマゾン・ドット・コムの「キンドル」も年内に日本参入を予定しており、電子書籍端末の販売市場が激化すると予想されている。