民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」が2009年7月31日より開始した、竜巻の発生を携帯電話のメールで告知するサービス。同社の携帯電話サイトに登録している全国6万人の利用者から竜巻発生に関するレポートを随時募集しており、事前に登録しておいた地域の周辺からレポートがあると、「アナタの登録エリアでも同様の現象が起きてもおかしくない状態です」という警戒速報がメールで送られてくる。気象庁でも新型レーダーを活用した「竜巻注意情報」を提供しているが、現在の気象観測技術では竜巻を事前に予測するのが難しい。09年7月27日に群馬県館林市で発生した竜巻では、事前に積乱雲や漏斗(ろうと)雲といった竜巻の兆候がサイトに多数寄せられており、こうした情報を活用しようと竜巻アラームの配信を開始した。気象状況の変化を大勢の人間の目で観測し、警戒しようという試みである。利用には同サイトへの登録(月額315円)が必要。