床に寝ている人を抱き上げて、車いすに乗せることができる介護支援ロボット。理研-東海ゴム人間共存ロボット連携センター(RTC)が開発し、2011年8月2日に公開した。高さ約140センチ、重さ230キロで、人間のように柔らかい2本の腕と、相手の体重や姿勢などを読み取るセンサーを備え、体重80キロの人まで持ち上げられる。12年から介護施設などで試験利用を始め、15年に1台600万円程度で商品化する計画。RTCは、07年に独立行政法人理化学研究所(理研)と東海ゴム工業によって設立され、09年8月に初代のリーバを開発した。初代リーバはベッドに寝ている人しか抱き上げられなかったが、ロボットの腰にあたる部分に前後屈曲関節を追加することにより、リーバ2で床からの抱き上げを実現。また、関節のモーターの改良などにより、抱き上げ性能も60キロから80キロへアップした。リーバの名は、Robot for Interactive Body Assistance(インタラクティブ身体支援ロボット)の頭文字に由来する。