総務省消防庁の、津波などの自然災害や武力攻撃といった、対処に時間的な余裕のない事態が発生した場合に、通信衛星を経由して瞬時に地域の住民に知らせるシステム。衛星からの情報を市町村が受信すると、防災行政無線が自動的に起動してサイレンや音声による緊急放送を発することができる。2007年2月9日に受信設備が整った一部の自治体で運用がスタートした。送信されるのは、津波警報、緊急火山情報、震度速報、気象警報、東海地震予知情報といった気象庁からの情報。07年夏には弾道ミサイルによる攻撃や、大規模テロの発生といった首相官邸からの情報も送信されるようにする方針。