活火山の活動規模を示す区分。対象は、浅間山(群馬県、長野県)、阿蘇山(熊本県)、雲仙岳(長崎県)など、全国12カ所の主な活火山で、気象庁の火山監視・情報センターが公表する、火山情報の中で提供される。「極めて大規模な噴火活動」など、火山活動の規模に着目する従来の表現では、避難行動に結び付きにくいとの反省から、2007年3月の内閣府の検討会において、具体的な防災活動を示すことを決定。07年度中にも運用を始める。新しい区分では、従来はレベル0~5の6段階で危険度を表していたものを、5段階に簡略化。レベル1から順に、「平常」「火口周辺注意」「注意」「避難準備」「避難」と、とるべき防災活動を明示し、それぞれを住民向けと登山者向けに分けて、具体的な行動の指針を加える。火山情報は、周辺の自治体などに伝達されるほか、気象庁のホームページでも公表されている。