兵庫県三田市で2004年5月に下あごなどの化石が発掘された、約3800万~3700万年前の草食獣「炭獣」の一種。07年10月5日、同市の「兵庫県立人と自然の博物館」が、この化石について、日本最古のもので、新種であることが確認されたと発表。三田市にちなんで学名をボトリオドン・サンダエンシス、和名をサンダタンジュウ(三田炭獣)と命名された。炭獣類は、すでに絶滅した草食のほ乳類で、胴長で足の短い馬に似た動物。一部はカバに進化したとする説もある。サンダタンジュウは、炭獣のなかのボトリオドン属の一種。全長約1mで、木の葉などを食べていたとされる。「人と自然の博物館」では、07年11月11日まで、サンダタンジュウの化石展示を行う。