宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた小型ソーラー電力セール実証機「イカロス」を擬人化したキャラクター。簡易投稿サイトのツイッター(アカウント名は、@ikaroskun)で、イカロス君本人がつぶやいているという設定で頻繁に投稿されており、無邪気な男の子のような語り口でミッションの様子を伝える“ゆるキャラ”が人気となり、2010年7月下旬現在でフォロワー(閲覧者)が3万7000人を超えている。イカロスは、帆に張り付けた太陽電池で発電し、太陽光圧で推進することを実証するための宇宙ヨット。10年5月21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから、あかつき金星探査機とともにH-2Aロケットで打ち上げられた。6月10日には帆の展開に成功し、「僕頑張ったよぉ~~~~」とツイート。帆を広げた様子はイカロスに搭載した分離カメラが撮影。姉弟という設定である2台のカメラ「DCAM1ちゃん」「DCAM2君」に、「僕のかっこいい絵送ってね!」と呼びかけた。このときの模様をアニメにした「イカロス君の大航海」が、インターネットの「イカロス専門チャンネル」で公開された。インターネットサイトの発展に貢献した人物を表彰する第8回「Webクリエーション・アウォード」(社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会主催)にも「イカロス君」としてノミネートされている。