環境省生物多様性センターが実施している市民参加型生き物調査の愛称。草花や虫、鳥、カエルなど、日本国内に生息する身近な生き物の観察を通じて、地球温暖化による環境の変化や生物多様性の保全などに関心をもってもらうことを目的としている。参加者は「みっけにん」として登録をし、対象となる生き物を発見した日付や場所、写真などを投稿する。情報はパソコンや携帯電話のインターネットサイトを中心に、郵便、FAXで募集し、リアルタイムでサイト上に掲載される。また、生き物の特徴や見つけ方などを、サイトや無料配布している「いきものみっけ手帖」で確認できる。調査では、季節ごとに対象を変えており、2009年6月1日より始まった「夏の『いきものみっけ』」では、アメリカザリガニ、ミヤマクワガタ、アオスジアゲハなど計15種の生き物情報を受け付けている。プロジェクトは08年7月1日からスタートしており、11年3月31日(調査実施は10年夏)まで実施する予定。