冥王星など、一定の基準は満たすが、惑星ではないものを示す「dwarf planet」の日本語表記として、日本学術会議の「太陽系天体の名称等に関する検討小委員会」が2007年4月9日に提言した訳語。冥王星は、06年8月の国際天文学連合(IAU)総会で、太陽系をめぐる9つ目の惑星から、「dwarf planet」へ格下げされ、以来、「矮(わい)惑星」という直訳的な仮訳で呼ばれていた。検討小委員会は、IAUが採択した、この新たな惑星カテゴリーに対して、判定上のあいまいさが残ることも指摘。当面は、学校教育の現場や一般社会では、この用語・概念を積極的に使用せず、必要な場合にのみ用いることを推奨する、とした。