東日本大震災で被災した施設を記録・保存するグーグルのプロジェクト。ストリートビュー技術を使い、被害を受けた施設の外観や構内を360度のパノラマ写真で撮影し、インターネットで公開する。震災の記憶の風化を防ぎ、記録を未来に継承することを目的に、2012年11月13日から撮影が開始された。撮影開始時点で、岩手県大船渡市、釜石市、陸前高田市、福島県浪江町の32施設の撮影が予定されている。撮影期間は1カ月程度を予定しており、公開は12年末から順次行う予定。また、同時に本プロジェクトに参加する自治体や施設管理者も募集しており、グーグルの災害情報のページ(http://google.co.jp/saigai/)から申し込むことができる。なお、グーグルは、先に11年7月から震災の被害状況を記録するプロジェクトも開始しており、その画像はグーグルの復興支援サイト「未来へのキオク」(http://www.miraikioku.com/)で閲覧できる。