動力にエンジンの代わりに電動モーターを使い、ガソリンの代わりに充電式の電池を載せて、走行するバイク。電動オートバイとも。エンジンがないので燃料を燃焼させず、二酸化炭素を排出しないので環境に優しく、騒音も少ない。2010年4月13日に本田技研工業が、スクータータイプの電動二輪車(電動スクーター)「EV-neo(イーブイ・ネオ)」のリース販売を、国内で配達業務などを行う企業や個人事業主向けに10年12月より実施することを発表した。「EV-neo」は、バッテリーにリチウムイオン電池を採用。家庭用電源での充電が可能で、1回の充電で30km以上の走行ができ、普通充電器なら約4時間で100%充電。急速充電器を使えば20分で約80%の充電ができるという。配達などで広く活用されることを目的に開発されており、荷物を積載している場合でも力強い発進が可能。市販のガソリンエンジンの原付一種(第一種原動機付自転車)並みの実用性を備えているという。また、ヤマハ発動機も、スクータータイプの電動二輪車「EC-03(イーシーゼロスリー)」の発売を、10年夏に予定している。「EC-03」は、02年に発売された同社の電動二輪車「Passol(パッソル)」を改良し、安全性など性能を高めた進化型で、家庭用コンセントから充電可能。モーターの動力を独自の技術で制御しており、スムーズに発進、加速ができるという。