生活支援、介護、医療、レスキュー、エンターテインメントなどを目的に開発されたさまざまな「パートナーロボット」を、一堂に集めた博覧会。2008年10月11~13日に、ROBO_JAPAN 2008実行委員会主催のもと、人工知能学会、日本ロボット工業会、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や、経済産業省などの後援を受け、その第1回として神奈川のパシフィコ横浜で開催された。日本では、江戸時代に人々を楽しませたからくり人形からはじまり、数々のマンガやアニメーション作品でロボットがキャラクターとして描かれてきたこともあり、ロボットへの愛着が深い。そのため、ロボットを「人の代わりに労働する機械」と位置づける諸外国に比べて、自分たちのパートナーとして受け入れやすい土壌がある。そうした観点に裏打ちされ、日本では、二足歩行やエンターテインメントを目的とした世界的にも独特なロボット技術が発展。それらの最先端技術をデモンストレーションで紹介したり、実際に来場者がロボットと接することができる機会を設けたりする目的で、42にのぼる企業や大学研究室、団体などが出展・参加した。二足歩行ロボットによる格闘技大会「ROBO-ONE」の第14回も併せて催され、3日間で5万5696人が来場したという。