フランス料理などでエスカルゴとして食用されるカタツムリ。マイマイ科リンゴマイマイ属。学名はHelix aspersa。殻の直径は3センチメートルほど。プチグリ(petit gris)といわれる種で、10種類ほどいるエスカルゴの中でもブルゴーニュ種に次いで美味とされる。ヨーロッパ原産だが環境適応能力が高く、アメリカやオーストラリアなどでも繁殖しており、農作物被害も報告されている。2009年7月10日、大阪府門真市の団地で大量発生していることが滋賀県立琵琶湖博物館などの調査でわかった。この外来カタツムリが大量繁殖しているという報告は国内で初めて。侵入した経緯は不明だが、これまでに2000匹以上を駆除したという。