第二次世界大戦末期、硫黄島で繰り広げられた日米の激烈な戦闘を、日本側からの視点で描いた映画。監督はクリント・イーストウッド。主演は指揮官、栗林忠道中将を演じた渡辺謙。硫黄島での戦闘をアメリカ側から描いた「父親たちの星条旗」との2部作で、ともにそれぞれの兵士たちの目線で戦争の虚しさを訴えている。日本では2006年12月公開で、興行収入40億円、観客動員数320万人を突破(07年1月16日現在)。06年12月、全米映画批評会議最優秀作品賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀作品賞受賞。07年1月15日、第64回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞を受賞した。同年1月23日、アメリカの第79回アカデミー賞の候補作品が発表され、作品賞、監督賞、脚本賞、音響編集賞にノミネートされた。