オリンピックなどの国際的なイベントにあたり、開催地の学校がそれぞれ特定の参加国・地域を応援し、交流を図る取り組み。1998年に長野市で開催された冬季オリンピックとパラリンピックで、市内70以上の小、中、養護学校が参加したのが始まり。94年の広島アジア大会の際に、公民館単位で行われた「一館一国運動」をヒントに、社団法人長野国際親善クラブが提唱した。対象国の文化を取り入れた授業、選手らを招いての交流会、開会式への参加を始め、対象国の児童との相互訪問に発展した例もある。長野以降のオリンピックにも継承され、2001年には、オリンピックの公式行事としてIOC(国際オリンピック委員会)に認定された。02年のサッカーの日韓ワールドカップや、07年のユニバーサル技能五輪国際大会(静岡県)でも、同種の取り組みが行われた。08年8月に開幕の北京オリンピックでは、北京市の花家地実験小学校が日本選手団を応援する。