日清食品ホールディングスが、「カップヌードル」誕生40周年を記念して開設した体験型博物館。正式名称は安藤百福発明記念館。2011年9月17日、横浜市中区のみなとみらい地区にオープン。同社のテーマ館としては、1999年大阪府池田市に創設した「インスタントラーメン発明記念館」に次いで2館目。インスタントラーメンとカップ麺(めん)を発明し、世界の食文化を変えた創業者安藤百福の業績をたたえ、その「創造的思考=クリエイティブシンキング」に触れることで、子供たちに創造力をはぐくんでもらうことを目的とする。敷地面積約4000平方メートルに建つ赤レンガの建物は、地上5階地下1階で10の展示・アトラクションから成る。2階には58年に生まれた「チキンラーメン」に始まる即席麺の歴史を約3000点のパッケージで一望できるコーナーや、「チキンラーメン」を生んだ研究小屋を忠実に再現したコーナー、百福の独創的な発想に遊びながら触れることができる「クリエイティブシンキング ボックス」などの展示がある。3階は手作り「チキンラーメン」や、世界で一つだけのオリジナル「カップヌードル」を作ることができる2つの「ファクトリー」コーナー。そして4階には参加者が麺になって製麺から出荷までを体感できるアスレチック施設「カップヌードルパーク」や、世界の麺が味わえる「NOODLES BAZAAR-ワールド麺ロード-」もある。また、1階のミュージアムショップには、地方限定商品や、ここでしか買えないオリジナルグッズがそろう。開館時間は午前10時~午後6時。入館料は大人500円、高校生以下無料。年間100万人の来場を見込んでいる。