国際競馬で、「国際格付け番組企画諮問委員会(International Grading and Race Planning Advisory Committee IRPAC)」が定める基準を満たし、国際グレードに格付けされた平地重賞競走。Gradeの頭文字「G」で表記され、GI~GIIIのカテゴリーがある。2008年11月18日、日本中央競馬会(JRA)は10年までにすべての平地重賞レースを国際グレード格付けすると発表。日本は「国際セリ名簿基準委員会(International Cataloguing Standards Committee ICSC)」が定める競馬開催国のグループ分けで最上位の「パートI」昇格を目指し、05年以来漸次、重賞の国際化を進めてきたが、3歳クラシックなど、一部のレースは外国馬に門戸を閉ざしたため、07年の「パートI」昇格後は「G」表記が使えず、「Jpn」と表記するなどの不都合も生じた。今回の措置はこれを解消するもので、具体的には09年にNHKマイルカップや秋華賞をはじめとする28レース、10年にはオークス、日本ダービーなどのクラシックを含む24レースが、外国馬にも門戸を開く。