アサヒビール(株)が2010年から夏季限定で展開している、氷点下まで冷やした「アサヒスーパードライ」を提供する飲食店。正式にはアサヒスーパードライエクストラコールドBAR。通常、飲食店では4~8℃程度で提供されるスーパードライビールを、マイナス2~0℃の氷点下まで冷やした状態で飲むことができる。近年、ビールは苦い、と敬遠する若者や女性が増えているなかで、ビールが凍る温度であるマイナス3℃直前まで冷やしたエクストラコールドは、口当たりが軽く、味のキレやのどごしもよくなるという。エクストラコールドBARは、東京・銀座で10年5月から9月まで期間限定でオープンし、当初目標の1万人の4倍、約4万人が来店する人気となった。2年目となる11年には、東京・銀座のほか、大阪・心斎橋、名古屋・栄、福岡・博多に6月から順次オープンし、8月31日(博多店は8月19日)まで期間限定で営業される。店内では、凍り付いて霜で真っ白になった専用のビアサーバーから、これも冷やした専用タンブラーに、自分でビールを注ぐ体験もできる。エクストラコールドは、1990年代末に、ビールの本場イギリスで新たな客層開拓を目指して導入され、最近ではヨーロッパやアジアに普及しているという。