北アメリカの西部地域で2005年に創設された野球の独立リーグ。09年時点でアメリカ国内に八つある独立リーグの一つで、09年シーズンの加盟チームは、南地区5、北地区4の計9チーム。カナダ、メキシコを本拠地とするチームも含まれている。毎年5月下旬に開幕し、9月上旬までに各チームが80~90試合を戦った後、プレーオフで優勝が決まる。各チームの登録選手22人は、大リーグを目指す若手が中心だが、大リーグの最多盗塁記録を持ち、野球殿堂入りを果たしたリッキー・ヘンダーソンらの有名選手も、大リーグを引退後にプレーした。リーグ開幕時の05年には、選手を日本人に限定したサムライ・ベアーズが参戦したほか、08年からは、大リーグで16勝をあげた鈴木誠投手(マック鈴木)がカルガリー・バイパーズに在籍するなど、日本にもなじみが深い。09年5月には、ニューヨーク・ヤンキースや阪神タイガースなどで活躍し、04年に現役を引退した伊良部秀輝投手が、ロサンゼルスのロングビーチを本拠地とするロングビーチ・アーマダに入団することが発表された。