サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で使われる、アディダス社製の公式球。「ジャブラニ」は、南アフリカの公用語の一つ、ズールー語で「祝う」の意味。前回ドイツ大会で使用された公式球に比べて6枚も少ない、8枚の皮革製立体パネルを組み合わせて作られている。この仕様により、今までで最も完全な球形に近づいたため、安定した軌道を生み出すことができるという。また、表面に凹凸加工を施すことによって、雨天時のグリップ性も高めている。デザインは、白をベースに赤、緑、黄色など11色によるグラデーションで描いた三角形模様を4つ、配したもの。サッカーのプレーヤーは1チーム11人、南アの公用語は11あること、公式球が11代目、などから11色が用いられている。