新人いたずら日。アメリカ大リーグ恒例の、新人(ルーキー)歓迎の「儀式」。通常は、シーズン終盤の遠征前日、試合中に新人選手の衣類を隠し、代わりに仮装用の衣装を置くなどしてからかう。新人選手は遠征先のホテルに着くまで、奇抜な仮装のまま飛行機やバスに乗り、ファンをはじめ多くの人たちの目にさらされる。2007年9月のラギング・デーでは、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手が、イギリスの幼児向け人気テレビ番組「テレタビーズ」のキャラクターに仮装させられた。松坂は、全身黄緑色で頭にアンテナ状の物体がついた着ぐるみを着て、ボストンからカナダのトロントまで移動。税関の入国審査も着ぐるみ姿のまま通過した。同僚の岡島秀樹投手は海賊の仮装だった。これまでには、イチローがウエートレス(01年)、松井秀喜がヒョウ柄ジャケットに金縁メガネ(03年)、松井稼頭央がスパイダーマン(04年)になっている。