美容成分として知られるコラーゲンをスープに溶かして食べる鍋。コラーゲンは動物性たんぱく質の一種で、肌にはりや弾力をもたらす美肌効果があるとされ、化粧品やサプリメントなどに利用されていたが、2007年冬ごろから鍋料理にも導入されるようになり、女性を中心に人気となっている。コラーゲンは鶏や豚、魚などを煮込んで抽出する。あらかじめスープにコラーゲンを溶かしてあるタイプのほか、トッピングとしてゼリー状に固まったコラーゲンを鍋に加えるタイプもあり、ぷるぷるのコラーゲンが高温で溶け出す様子は視覚的にも楽しめる。コラーゲン自体は無味無臭のため味付けの邪魔にならず、うまみとこくも出るという。飲食店情報の検索サイト「ぐるなび」が、09年8月にぐるなび加盟店舗404店を対象に実施した「今年の鍋に関する調査」では、09年にメニュー化する予定がある鍋としてコラーゲン鍋が1位(33.4%)にランキングした。