富山県高岡市の若手経営者グループ「高岡次世代経営塾」が、2009年2月16日にウェブ上に立ち上げた仮想国家。高岡市が、高岡開町400年記念グッズの切手シートと「たかおか52景トランプ」製作で、相次いで「立山連峰」を「立山連邦」と誤植してしまったことをきっかけに建国。ミスを逆手に取り、高岡市や県のPRにつなげようと企画した。町を築いた加賀藩主がモデルの、ゆるキャラ「利長くん」が初代大統領。王国なのに国王ではないところにも、もともと「ゆるく始めよう」という感性がにじみ出ている。利長くんは07年9月13日生まれ、身長220cm、体重65kgで、高岡コロッケをこよなく愛する男。またファーストレディーは立山連邦王国のオリジナルキャクター、金髪にメガネの「百万石ちゃん」。国旗は立山連峰を望む雨晴(あまばらし)海岸。建国の理念は、「ほっとする」という意味の富山弁「あっかり」から取った「あっかリズム」。経済一辺倒ではない、豊かな自然と仕事の調和をモットーとした地域コミュニティーを目指すとのこと。今後は観光地巡りの「出入国スタンプ」や新名所発掘を計画している。ちなみに大統領令1号は風邪薬の指定で、閣僚が執務中に風邪薬を使用する場合は、富山産の葛根湯に限る。理由は、富山といえば薬。かぜ薬といえば、葛根湯。この薬を飲めば、たちどころに風邪は治り、お酒と一緒に飲んでも、酔いが回らないため、としている。