北海道札幌市で毎年開催される国際的な短編映画(ショートフィルム)の祭典。通称SAPPOROショートフェスト(SSF)。SAPPOROショートフェスト実行委員会と札幌市が主催。06年に発足してから、10年までの5年間で世界120カ国から約1万2000本の応募作品が集まり、来場者数は延べ約5万7000人。コンペティションは2つに分かれており、1人の監督が上映時間45分以内となるように複数の作品をプログラムして応募する「フィルムメーカー部門」と、1つの作品を応募する「作品部門」がある。映画祭期間中、応募作品を売買するマーケットも同時に開設し、作品の上映だけでなく、ショートフィルムの産業化を推進している。登録制のマーケットサイト「スポットライツ(Spotrights)」(さっぽろ産業振興財団運営)では、同映画祭の過去応募作品などをアーカイブしており、映画祭期間外でも、同サイトを通じて制作者と直接取引することができる。第6回目となる11年の開催日程は、10月5~10日の6日間。88カ国・地域より応募された2291本の中から、「フィルムメーカー部門」16作品、「作品部門」62作品がコンペティションの対象となり、各部門のグランプリと14の賞などが選ばれる。