(社)日本玩具協会が、良質なおもちゃの開発の活発化などを目的として創設した賞。優れた技術や新しいアイデアの「イノベーション・トイ」、知育面などで優れた「ベーシック・トイ」、大人も楽しめる「ハイターゲット・トイ」、流行をとらえ、話題になった商品の「トレンディ・トイ」、目や耳が不自由な子どもも一緒に遊べる「共遊玩具」、の5部門に分けられている。2008年6月17日に各部門の初代受賞作が発表され、「トレンディ・トイ」部門には、割れ物用の梱包材をぷちぷちとつぶす感覚が楽しめる「∞(むげん)にできるシリーズ」(バンダイ)が選ばれた。そのほか、「イノベーション・トイ」部門には、テレビに接続すると200~300倍の拡大画像が映し出されるデジタル顕微鏡「アイクロップス」(バンダイ)、「ハイターゲット・トイ」部門には、30歳以上の男性をターゲットとした「マイクロスロットカー Owner’s ベーシックセット」(タカラトミー)、「ベーシック・トイ」部門にはミニカーのサーキットコース「トミカ びゅんびゅんサーキット」(タカラトミー)、「共遊玩具」部門には、値段や商品をアンパンマンの声が読み上げて、目が不自由な子どもも楽しめる「おみせでおかいもの おしゃべりいっぱいアンパンマンレジスター」(セガトイズ)が選ばれた。今回対象になったおもちゃは、07年10月~08年9月までに発売または発売予定のもので、5部門に応募された365点を17人の審査員が選考した。