大阪府堺市の臨海部に完成した国内最大級のサッカー関連施設で、正式名称は「堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター」。日本サッカー協会が認定するナショナルトレーニングセンターとしては、福島県の「Jビレッジ」、静岡県の「Jステップ」に続く3カ所目の施設で、西日本では初。2010年4月1日のオープンを控え、3月19日報道陣に公開された。運営は「ジェイズパークグループ」。約57億円の総工費をかけ、約35.4haの敷地に国内最多となる天然芝5面、人工芝9面のサッカーフィールドを用意。フットサルコートも、屋根付きの3面を含む8面ある。ほかにも陸上の400mトラックやサイクリングコース、ウォーキングコースなどを備える。中でも3000席以上のスタンドや夜間照明、クラブハウスなど充実した設備のメインフィールドは、サッカー、ラグビーなどの国内外プロチームの合宿に対応する。同月28日には、オープニングセレモニーとしてラモス瑠偉など元日本代表らによるエキジビションマッチを開催。また4月7日のキリンチャレンジカップの対セルビア戦を控えた日本代表が、調整合宿を行った。一般利用も可能で、年間8000試合以上を想定している。