日本で人気の現役スポーツ選手や元選手らが、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で被災した子どもたちを元気づける復興支援プロジェクト。日本体育協会、日本オリンピック委員会、日本サッカー協会、なでしこリーグやVリーグなど11団体が加盟する日本トップリーグ連携機構が合同で主催し、2011年度から5年間実施される。中心事業は通称スポーツ笑顔の教室といい、賛同したスポーツ選手が夢先生となって青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の小学校を訪れ、主に5~6年生の児童を相手に特別クラスを開く、といった内容。体育館などで体を動かす遊びの時間(実技45分)と、教室で話をする対話の時間(座学45分)からなる。11年9月の第1回教室では、元サッカー日本代表のラモス瑠偉、女子マラソン選手の有森裕子が、岩手県大船渡市の小学校を訪れた。事業計画では11年度中に542校、約4万6000人の児童を対象に約300回の教室を開催する予定。賛同者には女子サッカー日本代表の澤穂希、大相撲横綱の白鵬翔も名前を連ねている。また、諸事情により教室を実施できない学校には、夢先生のメッセージを下敷きにして配布する通称スポーツ笑顔のメッセージが実施される。