ラグビーワールドカップ2007フランス大会に出場する日本代表チーム。元ニュージーランド代表(オールブラックス)のWTB(ウイング)で、第1回ワールドカップ(W杯)での同国優勝に貢献したジョン・カーワンがヘッドコーチ(監督)として指揮をとる。出場登録選手は、03年大会に引き続き主将を務めるNo.8、箕内拓郎(NEC)をはじめ、191cmと長身だが、ウイングもこなせるスピードと無尽蔵のスタミナを誇るLO(ロック)、大野均(東芝)、“うなぎ走り”と呼ばれる独特のステップで「ラバーマン(ゴム人間)」とのニックネームを持つWTB、小野澤宏時(サントリー)、史上初めて、親子二代で日本代表となったFB(フルバック)、有賀剛(サントリー)ら、30人。テストマッチ通算トライ数の世界記録保持者で、右アキレス腱断裂のけがから直前に復帰し、活躍が期待されていたWTB、大畑大介(神戸製鋼)は、8月25日のポルトガルとの調整試合で左アキレス腱を断裂、代表を離脱した。一次リーグで同じB組に入ったのはオーストラリア、フィジー、ウェールズ、カナダ。日本ラグビーフットボール協会は「W杯2勝」を目標に掲げており、9月8日にリヨンで行われるオーストラリア戦が、最初の関門となる。