兵庫県姫路市の姫路城周辺で、2008年4月18日から5月11日まで開催された「第25回全国菓子大博覧会・兵庫」の愛称。菓子大博覧会(菓子博)は、1911年に「第1回帝国菓子飴大品評会」が東京で開催されたのが始まりで、数年おきに全国各地で開かれているお菓子の祭典。各地から集まったお菓子の販売や、菓子職人による工芸菓子の披露、お菓子の歴史の紹介などが行われている。今回の菓子博では、実物の1/50スケールで宮大工が設計し、すべてお菓子で作られた、高さ1.7mの姫路城と、精巧な人形の大名行列(「和と洋のシンフォニー館」)や、高さ3mのチョコレートによる地球儀(「兵庫のお菓子館」)などの展示が話題となった。ひょうご経済研究所(神戸市)の試算によると、姫路菓子博の入場者数は、大会実行委員会の見込みを大幅に上回る82万5000人。県内への経済波及効果は、約132億円に上るという。