「渋谷ヒカリエ」とは、東京・渋谷の東急文化会館および隣接街区跡地の共同開発事業「渋谷新文化街区プロジェクト」として建設される複合商業施設。2010年4月14日、東京急行電鉄が名称決定を発表した。ガラスを中心とする透明感のあるファサードをもつ、高さ約182.5m、地上34階、地下4階の高層ビルで、2012年春の完成予定。名称は、渋谷から未来を照らし、世の中を変える光になるという意志を込め、新たな渋谷のシンボルタワーを目指して付けられた。9階まではカフェやダイニングなどの飲食店やショッピングエリア、エキジビションホールなどが入り、17~34階はオフィスフロアとなる。11~16階につくられるのが、「渋谷ヒカリエ」の中核施設となる約2000席の大型ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」(東京急行電鉄所有)。オーブとは天体、地球や球体を語源とする言葉で、「近未来的な球体フォルムの宙空に浮かぶ劇場」の特徴を表現している。地上約70mに位置し、夜間は渋谷の夜景を楽しめるという。ブロードウェイなど国内外のミュージカルを上演する予定。