「ワールド・サイエンス・フィクション・コンベンション(世界SF大会)」の略。世界中のSFファンが集い交流を深めるSF界最大の祭典で、参加者の投票により、SF界最高の栄誉とされるヒューゴー賞も決定される。1939年に始まり、第二次世界大戦による中断を挟んで、毎年開かれている。2007年第65回大会は、00年以来の招致活動が実り、初めて日本で開催。「Nippon2007」と題し、ゲストに作家の小松左京、デイビッド・ブリン、アーティストの天野喜孝などを迎えて、横浜市のパシフィコ横浜で8月30日~9月3日の5日間に、シンポジウムや講演会をはじめ、アーティストの作品を展示販売するギャラリー、「マスカレード」と称するコスプレショーなど、約450の企画が行われる。参加者は25カ国から約3500人、無料入場者を含めると約1万6000人が来場する見込み。また「第46回日本SF大会」も同時開催され、こちらも参加者の投票で「星雲賞」が決まる。