助走してのサーブなどを禁じるためのルール。サーバーは、基本的にサービスのモーションの間、歩いたり走ったりして、立っている位置を変えてはならず、サービスの際に足がコート内に踏み込んだ場合(ベースラインを飛び越える、踏む)は、フットフォールトを宣告される。通常のフォールト同様に、ファーストサービスであれば、セカンドサービスとなり、セカンドサービスであれば、ミスポイントとなる。ただし、足をコートから離すことは禁じられておらず、サービスはラケットがボールを打った瞬間に終了すると定義されているので、ジャンピングサーブで空中で打球したのち、コート内に着地する場合はフットフォールトとはならない。2009年9月12日、全米オープンの女子シングルス準決勝の第2セットで、前大会王者で連覇を狙うセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)が、フットフォールトの判定を受けてマッチポイントとなり激高。宣告した日本人の線審につめより暴言を吐いたため、コードバイオレーション(Code Violation 遅延行為やスポーツマンシップに反する行為などを禁じる規定)による警告を受けた。セリーナは第1セットを落とした際にも、怒りからラケットをコートにたたきつけて割り、警告を受けていたため、累積でペナルティーのポイントを科され、そのまま敗退が決まってしまった。試合後セリーナはフットフォールトの判定をフェアではないなどと批判する声明を出したが、全米オープンの主催者は暴言に対し、規則の中で最高額の罰金1万ドル(約90万円)を科したと発表した。