住友生命保険が1990年から毎年発表している、その年の世相を漢字4文字で振り返る公募企画。既成の四字熟語をもじって、政治経済の出来事や事件、流行現象などを表現した作品を募集し、優秀作品10編と入選作品40編の計50編を選出している。95年から歌人の俵万智が審査員を務める。22回目となる2011年は全国から約1万1000作の応募があり、12月8日に優秀・入選の50作品が公開された。優秀作品には、「天威無法(天衣無縫)」「帰路騒然(理路整然)」「愛円義援(合縁奇縁)」「一松懸命(一生懸命)」「電考節夏(電光石火)」といった、3月11日の東日本大震災に関する作品のほか、サッカー女子日本代表のなでしこジャパンを表す「才足兼美(才色兼備)」、年の差を気にせず若い人と結婚する人が目立ったことを表す「熟年差婚(熟年離婚)」などが選ばれた。入選作品にも、「天地震迷(天地神明)」「福幸支援(復興支援)」「帰郷村望(危急存亡)」といった震災関連のほか、超円高続きを表す「円延超高(蜿蜿長蛇)」、レディー・ガガやK-POPの人気を表す「我我独尊(唯我独尊)」「歓韓楽楽(侃侃諤諤)」、そのほかiPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズを悼む「i悼之意(哀悼の意)」といったユニークな作品が並んだ。