京都の京福電鉄嵐山線(嵐電)で毎年夏に運行される、期間・時間(夕方から)限定イベント電車。2007年から始まった。マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の絵を車体に張り付けたラッピング電車「化け電」の車両内は、ブラックライトの青白い照明の中、不気味な音楽が流れ、中吊りや壁面の広告には約30種の妖怪が紹介されている。また、主に沿線の大学の学生が扮した妖怪たちが乗り込んでいる。妖怪に扮した乗客には、乗車記念として「妖怪認定書」を発行、料金も通常大人200円、小児100円のところ50円としている。3回目となる09年は、車両の床に畳を敷き詰め、妖怪仮装コンテストや妖怪川柳の募集、こども「化け電」写生大会などの関連イベントも開催。期間は8月17~23日。夏休み期間、沿線の東映太秦村で開校される「お化け大学校」や、大将軍商店街でオープンする期間限定「妖怪喫茶」と連携し、妖怪シーズンを楽しく演出、夏の風物詩としての定着を図っている。