日本書店商業組合連合会(日書連)が2009年11月3日から、全国6都府県の書店11店舗で店頭実験を始めた、漫画の試し読みができる電子情報端末。18.5インチのタッチパネル式モニターを備えたPC端末で、作品を選択すると、一部のページや、作品の詳細などの情報を見ることができる。書店店頭の漫画本は、立ち読みや汚れ防止などのためビニールで包装されていることが多く、客は手にとって内容を確認することができない。「ためほんくん」を活用し、出版社が認めた部分を見せることで、売り上げ増加を図る狙い。鳥取県、島根県などに展開する今井書店が開発したシステムに改良を加えたもので、新刊情報や、店員がお勧めする漫画、漫画原作の映画の画像などが表示できる機能も搭載されている。小学館、集英社、講談社、秋田書店、白泉社が刊行する約150点の作品が提供されており、実験は、2010年3月まで続けられる予定。