特定非営利活動法人(NPO)ブックスタートが支援している、読書の体験とともに無料で赤ちゃんに絵本をプレゼントし、赤ちゃんと保護者が絵本を通じて触れあう時間を持つきっかけを作る運動。主に自治体の財源で、その地域に生まれたすべての赤ちゃんを対象に、図書館や保健センター、子育て支援センター、ボランティアなどが連携して、それぞれの専門性を生かしながら、配布時に読み聞かせなどを行っている。実施の時期は0歳児健診など、自治体によりまちまちで、絵本とともに子育てに役立つ資料やグッズ、アドバイス集などが入ったブックスタートパックが配られることが多い。もともとは1992年にイギリスで始まった活動で、日本には2000年に読書関連団体などが結成した「子ども読書年推進会議」が紹介。01年4月に、推進団体であるNPOブックスタートの前身が発足し、12市町村で始まった。同NPOによると、10年7月末現在、全国の1750の市区町村のうち、738の市区町村が実施しているという。