世界の女性が美と教養を競うコンテストとして1960年に創設され、ミス・ワールド(51年創設)、ミス・ユニバース(52年創設)とともに世界3大ミスコンテストと称されている。大会の正式名称はミス・インターナショナル・ビューティ・ページェントで、優勝者にミス・インターナショナルの称号が授与される。創設当初はアメリカのカリフォルニア州ロングビーチ市が主催していたが、同市の財政難によって存続が危ぶまれる状況となり、68年に日本政府が大阪万国博覧会のメーンイベントにするために開催権を譲り受けた。以来、外務省所管の社団法人国際文化協会が主催者となり、「相互理解による世界平和の実現」と「国際社会における日本の正しい理解」を掲げる国際貢献事業として、東京や大阪など日本各地でミス・インターナショナル世界大会を開催してきた。近年は中国での開催も増え、2004年と06年は北京、09~11年は四川省成都市で行われている。12年の第52回大会は、沖縄の日本復帰40年を記念して那覇市で10月21日に開催され、69の国と地域から国内大会で選ばれた代表が出場。ミス・インターナショナルには日本人として初めて、佐賀県鳥栖(とす)市出身のモデル、吉松育美さん(25歳)が選ばれた。賞金は200万円。