「ドラえもん」のアニメ放送30周年を記念して、バンダイが開発したコミュニケーションロボット。ドラえもんの誕生日(2112年9月3日)に合わせ、2009年9月3日に発売された。人間の脳神経をモデルにしたニューラル・ネットワークの応用技術により、各種センサーが音や明るさ、温度、時間などを解析し、その場に応じたリアクションをとる。目の部分には電子書籍などに使われているペーパー液晶を採用。状況に応じた自然な目の動きで感情を表す。また、バンダイが独自開発した「スキット」という会話システムを搭載。従来の単語による音声認識ではなく、ユーザーが返答に要した間合いや長さからユーザーの感情を想定・分析し、ドラえもんのセリフを選び出すことで、よりスムーズな会話を疑似的に実現したという。そのほか、四次元ポケットを開けると、アニメでおなじみの効果音が流れ、ひみつ道具の説明をしたり、しっぽを引っ張るとアニメの設定と同じく機能停止になったりと、ドラえもんの世界観を再現。商品パッケージは、ひみつ道具を売っている「未来デパート」の小包をイメージしたデザインになっている。全高16.5cm。価格は3万1500円(税込み)。