JRA(日本中央競馬会)が2011年4月から発売を開始した馬券。毎週日曜日、あらかじめ指定された5つのレースすべての1着馬(単勝)を当てると的中となる、「5重勝単勝式」という仕組み。1票100円、払戻金の上限は1票につき2億円。的中者がいなかったり、的中者が少なく払戻金に余りが出た場合は、次週に繰り越し(キャリーオーバー)される。5レースすべてを自分で予想する「完全セレクト」、すべてをコンピューターに任せる「ランダム」、一部だけ自分で選び残りはコンピューターに任せる「一部セレクト」の3種類の買い方がある。JRAの専用サイトを通じたインターネット投票限定のため、競馬場および場外馬券売り場(WINS)の窓口で購入することはできない。仮に全レース出走上限の18頭立てとすると、当選確率は約189万分の1。第1回目は上位人気馬で決着したため払戻金は81万280円(的中数663票)にとどまったが、第5回目は人気薄の馬が絡んだことから払戻金は1億4685万110円と、早くも“億馬券”の誕生となった(的中数6票)。なお、宝くじと違い払戻金は課税対象となる。