バンダイが開催する「ガンプラ作りの世界一」を決めるコンテスト。2011年7月から、日本、中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、アメリカ、イタリアの世界13カ国・地域で開催され、15歳以上のオープンコースと14歳以下のジュニアコースに分かれて、工作技術や塗装技術、アイデアを競う。各国・地域ごとの予選審査で代表作品が選ばれ、同年12月に開催される「ガンプラEXPOワールドツアー香港2011」にて世界チャンピオンが決定される。予選審査の過程は各国・地域ごとに異なり、日本の場合は、バンダイホビーサイトの専用ページにある応募フォームに投稿された写真をもとに審査がはじまり、ホビーイベントなどを通じて一般投票や実物の展示を行いながら代表作品を選出する。ガンプラとは、1979～80年に放映されたアニメ番組「機動戦士ガンダム」とその続編や派生作品に登場するロボット兵器「モビルスーツ」を中心に展開する、バンダイのプラモデルシリーズ。当初は簡単なパーツ構成の玩具然としたもので、接着や塗装も必要だったが、接着剤を使わずに組み立てられるスナップフィットや、塗装しなくても劇中と同じカラーリングを再現できるようにパーツを色分けして成型するイロプラ、最初からパーツがある程度組み上げられた状態で成型される多重インサート成型など、次々と新しい技術やアイデアが導入され、進化を続けている。今日までに、国内だけでも4億個以上、海外でも2000年1月～10年12月末までに2800万個以上が販売されている。