せっけん水ではマイナス15℃以下でないと凍らないシャボン玉を、マイナス4℃程度で凍るように工夫したもの。山梨県北杜市の清里にある観光施設「萌木の村」内のオルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」で、2009年1月10日から2月28日までの毎週土曜日夜、オルゴールコンサートの終わる午後9時ころから実演され、希望者は体験もできる。結晶の出来方が一つ一つ違い、割れてはらはらと散るさまは幻想的な美しさといわれる。同館マネジャーの名取淳一が04年ころに思い立ち、1年ほどの試行錯誤の末、水とハチミツ、白樺の樹液を一定の割合で混ぜ合わせる方法にたどり着いた。これまで「萌木の村」の宿泊施設やレストラン、出張イベントなどで不定期に披露してきたが、好評を博したため、この冬から定期的に楽しめることになった。なお、清里とは別に、岐阜県高山市の「氷点下の森」や北海道十勝川温泉の「十勝川白鳥まつり」などでも、独自の「凍るシャボン玉」を見ることができる。