大阪で行われる3万人規模の国際市民マラソン。2011年10月30日に第1回目が開催される。主催は大阪府、大阪市、大阪陸上競技協会。11年1月24日大阪マラソン組織委員会がコースと大会概要を発表した。日本陸上競技連盟と国際マラソン・ロードレース協会公認のコースは、大阪城を出発し、御堂筋、道頓堀、中之島、通天閣、南港と、大阪の歴史・観光名所を巡り、「水の都」大阪の魅力をふんだんに味わえるように設定。また、高低差が少なくほぼ平坦なコースのため好記録が期待でき、初心者にも走りやすくなっている。フルマラソン(42.195キロ)は定員2万8000人で、車いす競技(30人)も設けられている。視覚障害者は伴走者出場が条件。また大阪市役所前をゴールとする8.8キロのチャレンジランがあり、定員は2000人。ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティの世界5大マラソンと同様にチャリティーマラソンの形式を採るが、出場者全員が参加料の内から500円を、がん撲滅活動、難病の子どもの支援、森林保全など7つのテーマから選んで寄付するという独自方式を採用した。参加料は、マラソンが1万500円、1組最大7人まで申し込めるグループ枠は10万円、チャレンジランは5500円。海外からの参加料は別。参加資格はマラソンが1993年4月1日以前、チャレンジランが96年4月1日以前生まれの人。参加申し込みは、大会のインターネットや携帯サイトなどで、11年2月15日~3月15日。応募多数の場合は抽選となる。大会運営を手伝うボランティア(1万人)や応援隊の希望者も順次募集する。